約束

山川とお付き合いを始めてしばらくすると、私は山川と結婚したいと迫るようになった。
そんな私に山川は「3年待って」とつげた。
それから1年半程経ったとき私は山川に「やぱっり3年は待てない」と言った。
山川は「どの位待った？」と尋ねた。「1年半」と言った私に山川は「今年いっぱい待って、努力するから、君の次の男を探して」と言った。
しばらく経ったとき、携帯が鳴った。山川からだった。
「同僚の竹原さんが退職したんだ」そう言ってきた。
「あなたは仕事どうするの？」「私は辞めないよ、生活があるから」「仕事を辞めないと奥さんに私の事話さないでしょ？」「次の男を探すって言ったろう！」
「信じられない！」そう言って私は電話を切った。
「次の男を探す」と言ったのは山川で私ではない。
怒った私は友達に相談をした。
友達は山川に電話をするから番号を教えて欲しい。と言われ、山川の電話番号を教えた。