つぶつぶつぶやき

日々の出来事や、思うこと、私の経験をつぶやきます。

10年後(3)

しばらくすると、山川は「連絡を交換して欲しい」と私に言った。

そして私は山川と連絡先を交換をして。

特に連絡をする機会もなかったので、私は場電話番号を交換したことも忘れていた。

次に山川が私の施設に尋ねてきたとき、「今日友達と飲むから一緒にどう?」と誘ってきた。

その日私も友達と約束があったから確認して連絡します、と伝えた。

友達に山川のことを伝えると、「一緒に飲もう」と了解をえた。

山川とは山川の施設の近くの居酒屋で18:30分に待ち合わせになった。

私の友達は飲めないので車で迎えに来てもらった。

友達が迎えに来たとき、すでに約束の時間を過ぎていた。

待ちかねた山川は「今どこ?」と電話をしてきた。

私は今向かっているから先に飲んでいて欲しいと伝えた。

約束の時間を三〇分ほど過ぎての到着。

私を見つけて山川は嬉しそうに手を振る。

「遅くなりました」と一言添えて席に着きました。

山川は友達と先に飲んでいて既にほろ酔い気分のようでした。

そんなに親しくない山川とはもぱっら仕事の話。というか、仕事の話しか話すことがなかったというのが正しいのであろう。

山川は飲めない私にお酒を勧めるた。私は勧められるままにお酒を飲みほした。

お酒が強い山川は「このお酒二倍にして!お金は払うから」と店員にお願いをしていた。

店員は少し迷惑そうに「はい」と言って、濃いめの角ハイボールを持ってきた。

二時間ほど話をすると、「帰るから、悪いけど会社まで送って行って欲しい」と私の友達にお願いをした。

山川と山川の友達を会社まで送ると、山川たちが止まる予定だった無料の貸し切り温泉のカギがない。と言い出した。

カバンの中を探るが、カギは見つからず温泉を諦めた山川は「悪いけど家まで送って欲しい」と言った。そして、私の友達に「中沢さんに大切な話があるから、一緒に後部座席に乗せて欲しい」と懇願した。

私の友達は酔っている私を見て、山川に「無理だよ、酔ってるから」と促したが、山川が譲らなかった。

私は山川と後部座席に乗り込みしばらく車が走った後、山川は私に「あのね、私たち夫婦は夜のこれがないんだよ」と言って、親指と人差し指をこすって見せた。

「セックスがないってこと?」「うん」
そうなんだ。だから何?と私は思った。私にとって山川の夫婦関係などどうでも良いのです。

家に近くに着くと「ここでいいよ」と山川がいって車を降りた。

今日は山川は美味しいいお酒が飲めたようだった。