不倫の始まり、そして終焉の物語
1・出会い
彼と初めて会ったのは、18年前。
当時私が勤めていた会社に、仕事で彼があいさつのやって来ました。
彼にコーヒーを出した私は、同僚に「あの人誰?」って聞いたら、「今頃何言っているんですか?〇〇君のお父さんですよ」って、えっ!!!私は「マジで!!!知らないの私だけ?ウケル」そう言って私は、仕事に戻りました。
しかも、彼の息子と私は会社の同僚。
2・再会
彼に再会したのは、それから10年後。
仕事で販売会に参加した時に、彼は私に「これあげる!」と言って、アンパンのキーホルダーを投げてきたのです。
私は会社の上司に「隣のおっちゃんがくれた。いる?私、要らないんだけど」
これが、彼との再会でした。
3・再会から知り合いへ
再会した時にお互いに、互いの会社など知らずにいたのですが、彼が仕事で私の会社へ来たときに、彼は私を見つけたのです。
彼は何とか私と仲良くなりたかったのでしょう。
彼は、頻繁に私の会社を訪れるようになりました。
そして、二人きりになるように頑張っていたようです。
最初は、私の会社に来て、会社の庭へ私を呼び出すようになりました。
彼は、何とか私の連絡先を知りたっかのでしょう。
当時私はカウンセラーを目指していました。それを耳にした彼は、「カウンセラーなら私がなんとかします」と言っていたらしいです。
その時に彼は「私の電話番号を○○さんから聞きなさい。そして電話をください」と言いました。
私は、言われた通りに彼の連絡先を聞きましたが、私からは連絡はしませんでした。
しばらくすると、彼はまた私の会社へ来て「今日○○さんと飲むから、君も来ない?」と誘ってきたのです。
私は友達と約束があったから「友達がOKだったら、いいけど、、、聞いてみます」と返しました。
友達は、「OK」だったので、私は4人で飲みに行くことにしました。
友達と私は約束の時間を少し過ぎてしまったのですが、彼から「今どこ?」とちょこちょこ電話がきました。
居酒屋に到着すると、彼と彼の連れは先に飲んでいました。
その帰り、彼は私に大切な話があると言って、私を友達の車の後部座席へと誘導しました。私は、なんの話だろう?カウンセラーのことか?と、思っていたのですが、彼の口からでた言葉に私は、驚きました。「僕ね、奥さんとエッチしてないんだ」。。。「はあ。。。」
私にとったら、だから「何!!!」なんです。
それからの彼は、私と二人きりで会うことを望んで?来たのです。
だからって、たわいのない話。私は、その度に今日もカウンセラーの話ではないのか。。。意味が分からん。。。と思っていました。
このおっちゃん意味が分からん。。。
4・初デート
おっちゃんと頻繁に二人で会うようになりました。そして、下ネタが好きな私を「軽い女」と思っていたおっちゃんは、二人で会うようになってから下ネタをやたらしてくるようになりました。私は「セックスしたこないかわからないんです。」というと、おっちゃんは、とても勢いついて「お見舞いに行くから一緒に行こう。もう決めた」・・・その人は命に関わるほどの大病だったから「奥さんと行っておいで」と言ったのですが、おっちゃんの耳には届きませんでした。
そして、初デート。一度もデートしたこのない私におっちゃんは「寝ていきなよ」と促すんです。おっちゃんとはいえ、男、寝れるわけがない。
帰り、私は「観たいテレビがあるから帰りたい」と訴えると、おっちゃんは「もう間に合わないか」と笑顔で言う。
テレビを諦めた私に、おっっちゃんはまた下ネタをいってくる。「ドキドキするから止めて」とお願いした私に、おっちゃんは「一回こっきりあとくされなしで、ホテル行こう
う、どうする、お願いする?」と判断を私に任せる。今思うと、ずるいなぁ~と思う。
おっちゃんに誘われたとき、なぜか嫌でなかった。だから、ホテルへ行きました。
セックスが15年ぶりのおっちゃんと、初めての私が一回でうまくできるわけがない。
失敗に終わりました。
少し凹んだ私を見ておっちゃんは、「最後まで私が面倒見るよ」といいました。
5・おっちゃんが私にはまったキッカケ
三度目のホテルで、おっちゃんが私の中に入った。
ホテルを出るとき私はおっちゃんに「チューして」とお願いをして、人生初のベロンベロンのチューをしたのです。
そう、このキッスがおっちゃんが私にはまったキカッケだったと思います。
おっちゃんは朝・昼・晩と電話をくれるようになり、携帯代が3万円を超えた。おっちゃんは奥さんに、「なんで今月こんなに電話代が高いの?」と聞かれ、それからは、おっちゃんがワンギリして、私が折り返し電話をして、現金で電話代をもらっていました。
6・苦しみのはじまり
どうして、愛しているだけでは満たされなくなるのでしょうか?私は、いつしかおっちゃんを自分だけのものしたくなってしまったのです。
おっちゃんに結婚したいこと、子供が欲しいことを伝えるようになりました。そのころからです、おっちゃんは私と距離をおくようになりました。
おっちゃんは「3年待って、努力するから」と言いました。おっちゃんと私は細い糸で繋がっている状態になりました。
1年と少しが過ぎた時に「3年は待てない」というと、「今年いっぱい待って、その間に次の男を探せ」と言われました。
それから3か月ほどが過ぎたときに「同僚が退職した。でも私は生活があるから仕事は辞めない」と言われ、「仕事を辞めないと奥さんに私のこと話さないでしょう?」「次の男を探すって言ったろう?」・・・もうだめだぁ。。。
7・別れ
もう、どんなにもがいても壊れた関係は修復できませんでした。
電話占い・呪い・魔術・何をもっても関係が修復することはありませんでした。
どうして最後までおっちゃんを信じてあげられなかったのか。。。もう、すべてが後悔です。
もっと優しくできたら、もっといい子でいたら、もっと魅力的だったら、もっとおっちょんを大切にしてたら、、、おっちゃん、ごめんね。楽しい思い出にしてあげられなくて。
今でも、時々おっちゃんとはすれ違ったりするけど、おっちゃんは私には気づかない。
おっちゃんを愛した現実だけが残る。。。そして、私は永遠におっちゃんを愛し続けるのでしょう。
今でも、世界一大好きだから。
だから、私は今日も頑張るのです、笑顔で乗り切るのです。
おっちゃんのために・・・